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イートイン脱税は「脱税」じゃない〜脱税の正しい意味を知っていますか?〜

ごはんですよはご飯じゃないですよ、どうも税理士の金子(@innovator_nao)です。

最近何かと耳にするイートイン脱税というワード。

そして正義マンなる人も登場しているようで。

・・・さて、今回のブログのテーマは、

イートイン脱税は脱税ですか?どうですか?

さぁみんなで考えよう!

ところで、脱税って何?みんな知ってる?

まず、言葉の定義をきちんと知っておかないといけません。

実はちゃんと知らないのに使ってしまうと恥ずかしい思いをするじゃないですか。

コミット、コンセンサス、シンギュラリティ・・・脱税。

脱税とは「課税要件の充足の事実の全部または一部を秘匿する行為」と言われています。(酒井克彦「スタートアップ租税法」より)

金子

うーん、ちょっと何言ってるか分からない

要するに、「隠したり嘘をついて納める税金を減らす行為」という感じです。

典型的なのは「売上を隠す」といったもの。

嘘ついてますよね?完全に。こういうのが脱税です。

もう少し整理をすると、

・税金を納める人が

・隠したり嘘をついて

・税金を減らす

ということが脱税ということになります。

ポイントは、税金を納める人がというところ。

ここをもう少し考えてみましょう。

消費税は誰が脱税するもの?

「イートイン脱税って言うぐらいだから、イートインで食べた人だろ!」

ふむふむ、気持ちは分かりますが、実際のところは少し違います。

例えば、コンビニがお弁当屋さんから216円で弁当を仕入れ、540円で販売したとしましょう。

この場合、消費者が40円の消費税をコンビニに払いますが、これは「税金を納めた」ことになるんでしょうか?

答えはNOです。

実際には、コンビニが仕入れた時に払った消費税16円を差し引いて24円を税務署へ納めることになります。

つまり、税金を納めるのはコンビニです。

では、脱税の定義って何でしたっけ?

・税金を納める人が

・隠したり嘘をついて

・税金を減らす

ことですよね?

つまり、コンビニが何かを隠したり嘘をついていたら脱税ということです。

結論:イートイン脱税は脱税じゃない

コンビニが嘘ついたら脱税ってことは分かって頂けたと思います。

仮に、こんな人がいたとするじゃないですか。

あなたがコンビニの店員だったとして

「嘘やろボケ!10%払えやゴルァ!」

なんて言えないでしょ。

そもそもO川総裁じゃないんだから守護霊の言ってること・・・いや、相手の心の中なんて分かりませんよ。

実際に国税庁もQ&A集でこう言っています。

軽減税率の適用対象とならない「食事の提供」とは、飲食設備のある場所において飲食料 品を飲食させる役務の提供をいい、「食事の提供」に該当するのか、又は「持ち帰り」とな るのかは、その飲食料品の提供等を行った時点において判定することとされています。

要するに、レジで「持ち帰ります」と言われた以上、そう判断するしかないということです。

これは、「イートインの方はお申し付けください」といった掲示をしている場合に、何も言わなかった人も同じ扱いです。

「何も言わない=持ち帰り」という意思表示になる訳ですから。

要するに、コンビニは意思表示に従って対応しているだけで、嘘も隠し事もしてません。

つまり「イートイン脱税は脱税じゃない」ってことになります。

まとめ

まぁ、「倫理的にどうなの?」って問題はさておき、イートイン「脱税」ってのは言葉として間違いじゃないかな、と。

仮に消費税を納める人が消費者という仕組みであれば、「虚偽の意思表示によって税金を免れた」ということで脱税と言えるのでしょうが、ご説明したように消費者は税金を納める人ではないので脱税は成立しません。

もしも「レジを通過した瞬間に気が変わった」のであれば誰も悪くありません。

仮にお店が厳密に対応しようものなら、「ウザい店員がいる」と噂になって客が減るだけなので、絶対にそんなことしませんよね。

まぁ、こんな感じで軽減税率って「何なのこれ?」みたいなことが多々あって困ったちゃんなのです。

あんまりにも困ったちゃんなので、twitterのプロフィールを変えてみました。ご査収ください。

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