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UDトークを使ってみた話〜コミュニケーションギャップを埋める良いツール〜

こんにちは、ソーシャル税理士の金子(@innovator_nao)です。

先日、とあるNPOからの相談で、聴覚障害のある方とコミュニケーションを取る機会がありました。

そこで提案されたツールがUDトークというもの。

文字起こしや読み上げ、翻訳などが可能なツールで、視覚や聴覚に障害がある方とのコミュニケーションや多言語でのコミュニケーションをサポートするもの。

使ってみた感想としては、「けっこう使えるな」という感じです。

・UDトークの使い方

・使う上での注意点

などをまとめて行こうと思います。

UDトークの使い方

まずはApp storeやgoogle playなどからアプリを入手します。

無料版もあるので、試しに使うという方は無料版で十分でしょう。

PCのデスクトップアプリもありますが、音声認識に対応していないので、スマホ版を利用するのが良いと思います。

複数人で会議するような場合、トーク(チャットグループみたいなイメージです)を共有し、同じトークに入る必要があります。

まず、「今すぐトークを公開する」をクリックします。

こうすることで、他のユーザーもトークに入ることが可能になります。

共有方法はQRコードと、招待したいユーザーのIDを直接入力する方法があります。

     

いずれかの方法でトークを共有して、スマホに向かって喋ればOKです。

今回は、PCでZOOM、同時並行でスマホでUDトークという使い方をしました。

UDトークを使う際の注意点

今回は聴覚障害の方がいらっしゃったので、UDトークの文字起こし機能を利用しました。

聴覚障害の方はスマホを見て会話の内容を把握するイメージです。

なお、その方は発声は可能なので、UDトークで内容を把握し、発言はZOOMで行うというやり方でした。

音声認識のレベルはけっこう高く、多少の誤字が混ざる程度なので、ある程度予測すれば内容の理解は問題ありませんでした。

「ソーシャルインパクト」とか、普通に人はあまり使わない単語でも、認識してくれました。

一方で、通常の会話では無意識に聞き飛ばしているような「あー」とか「えー」みたいな言葉もちゃんと拾ってしまいます。

考えながら喋ると、全て文字起こしされるので、若干分かりにくくなってしまいます。

情報としては私の「ふーん」という相槌は必要ないですし、この部分だけ抜き出すと意味不明ですよね。

発言の前にある程度文章を組み立てておかないと、文字起こしすると分かりにくい文章になってしまうと思います。

まとめ

今回は聴覚障害の方とのコミュニケーションだったので、文字起こし機能を活用しました。

視覚障害の方とのコミュニケーションであれば、テキストの資料などをコピペして、それを読み上げて共有することも可能だと思います。

健常者同士の会議であっても、各自がUDトークを入れることで議事録を取ることが楽になるかもしれません。

(先ほども書いたように、全ての音声が文字起こしされるので、発言のコツみたいなものは必要だと思います)

こういったツールの開発が進むことで、障害を持っている方とのコミュニケーションの垣根が下がるんじゃないかな、と思ったりしています。

早くそんな世界になると良いですよね。

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