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専門家が価値観を伝えて仕事の幅を広げるために考えたいこと

こんにちは、ソーシャル税理士の金子(@innovator_nao)です。

もうすぐ開業して丸2年を迎えますが、お陰様で素敵なクライアントと一緒に仕事ができていますし、家族との時間もしっかり持ちながら事務所運営をすることができています。

この理由の一つに「普通の税理士事務所にならなかった」というところがあると思っていて。

個人事務所の専門家こそ「価値観」を伝えるべき

私の場合、「ソーシャル税理士」と名乗ってNPOなどソーシャルセクターの方がクライアントの中心になっています。

NPOを守備範囲にしている税理士は少数派なので、「NPOも対応されてるんですね」とお声掛け頂くことも多々あります。

これは業務特化の恩恵ではあるんですが、本質的な差別化ポイントはそこじゃないと思っていて。

私はブログやtwitterで自分の価値観も隠さず発信しています。

基本的なスタンスとしては

・ソーシャルセクターをサポートする

・「節税」よりも大切なことがある

・決算単発の仕事は受けない

・仕事最優先じゃないです

・家族との時間が大切です

みたいな感じです。

もちろん、受ける仕事はしっかり対応しますし、顧問先の数もそれほど多くないので「対応が遅くて困る」みたいなクレームもありません。

今は基本的には追加の顧問契約はお断りしている状況です。

参考 NPO以外の顧問先の受け入れを停止した理由ソーシャル税理士金子尚弘のページ

家族との時間を犠牲にしてまで仕事の量を追うつもりはありませんし、それぞれのクライアントに使う時間が減ってしまえば今の仕事の質を担保できなくなるからです。

あとは日々ツイートする内容で自分の考えを発信していて、ブログやSNSを続けて「いるのは私のことをネットを通してしっかり知ってもらうという目的なんですよね。

「選ばれる」という目線もそうですが、価値観が合わない人から「選ばれない」ために発信している要素の方が強いかもしれません。

価値観を伝えて、「税金」以外のスキルも組み合わせる

税理士は言わずもがなですが、税金の専門家です。

基本的な業務としては、クライアントの依頼に応じて

法人税(法人クライアント)

所得税(個人事業のクライアント)

相続税(相続があったクライアント)

などの税金を正しく計算して、税務署に申告することという感じですね。

多くの税理士にとってこれらの仕事が中心業務ですが、それだけではなかなか差別化できないのが事実です。

差別化できたとしても、同業者からも注目されるような、ほんの一握りの「プロ中のプロ」みたいな人じゃないかな、と。

多くの税理士、特に小規模事務所を経営している税理士にとっては差別化できる要素は業務内容ではなく「価値観」だと思うんですよね。

僕の場合は「ソーシャルセクターをサポートする」ということを中心に考えていて、その上で「仕事最優先じゃない」とか、「家族との時間が大切」みたいな価値観を理解してくれる方とお仕事をしている感じです。

その結果、自分が価値を発揮できるクライアントとお付き合いができていますし、プライベートでもがっつり子育てに関わることが出来ています。

奥さんに予定があれば事務所で面倒見たりとか、平日に遊びに行ったりとか時間の自由度は高く仕事ができてますね。

また、税理士業務以外にも起業家支援のコーディネーターの仕事を頂きながら仕事をしています。

この仕事は、税理士としての知識や経験をベースにしながら

・クライアントの考えを整理する力

・色々なビジネスモデルを見た経験

みたいなものを組み合わせているんですよね。

特に、起業家支援については「地域や社会から真に必要とされる起業家」というコンセプトで行っているプログラムですし、価値観を発信しているからこそお付き合いできていると感じています。

こんなイメージで価値観やスキルを組み合わせられている感じですね。

専門家であれば、その専門知識は仕事に直結する重要なものです。

一方で、専門家だからこそその領域に囚われてしまって、他に持っているスキルや知識を仕事にできていない人も多いのかな、と。

専門分野が収入の柱になるとは思いますが、他のスキルを組み合わせながら稼ぐ方法があっても良いと思うんですよね。

「専門家だから、その専門分野の仕事しかしてはいけない」なんてことはないですし。

どう価値を伝えて仕事の幅を広げるのか、そんな話をこちらのセミナーでもお話をしようと思っています。

参考 【9月5日開催】「強みを生かして自分らしく働く専門家」を目指すセミナーソーシャル税理士金子尚弘のページ

まとめ

小規模で事務所運営をするのであれば「自分の色」をしっかり出して行くべきだと思うんですよね。

小規模事務所であれば経営方針も自分で決めますし、クライアント対応も自分が行うという方がほとんどだと思います。

「自分が倒れたら終わり」というリスクはありますが、その辺りもリスクヘッジをしつつ自分らしい働き方を考えることで差別化にも繋がりますし、人生の満足度も上がって行くはずです。

関連記事

こちらも私の価値観を伝えている記事です。

どういうスタンスでクライアントと関わるのか、しっかり伝えています。

参考 私が大切にする「パートナーシップ」とは〜税理士との付き合い方のススメ〜ーソーシャル税理士金子尚弘のページ

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