こんにちは、ソーシャル税理士の金子(@innovator_nao)です。
現在、NPO法人以外の顧問契約の受付を停止しています。
(顧問業務のご案内はこちら)
開業してまだまだ1年と少し。
「偉そうなこと言いやがって!」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、今回の決断に至った理由をお話ししたいと思います。
*単発相談や執筆、セミナー依頼は引き続き受け付けています。ぜひお問い合わせください。
一番ダメなのはお客様へご迷惑をかけること
新規で問い合わせを頂くことは非常に有難いですし、お役に立てるなら喜んで!と言いたいところですが、あえて新規の問い合わせを停止することにしました。
それは、
私のことを選んで頂き、契約して頂いたお客様に迷惑をかけられない
ということが一つの理由です。
税理士という仕事は、お付き合いが始まってしばらくは色々と大変です。
・お客様の事業内容の理解
・過去の会計処理の整理
・経理が軌道に乗るまでのサポート
などなど。
一定期間のお付き合いが続けば良い意味で安定飛行になることが多いですが、お付き合いした初年度などはやはり労力は多くなります。
この半年ほどで複数の新規契約を頂き、まさに軌道に乗るまでの時期を過ごしています。
これらのお客様が軌道に乗る前の段階でさらに契約してしまうと、既存のお客様に割く時間が減り、迷惑をかけるかもしれない、という思いがあるのです。
新しいお客様にも、既存のお客様にも満足いく対応ができなくなるのはあってはいけないことですし。
そのため、今のお客様が軌道に乗った段階で、新規問い合わせを復活させることは予定しています。
NPOのみ受け付けしている理由
とは言え、NPO法人のお客様のみ、問い合わせをお受けする予定です。
この理由としては
俺がやらなきゃ誰がやる
みたいなところです。
「おいおい、偉そうに」
と思われるかもしれませんが、NPOに対応できる税理士はまだまだ少数です。
誤解を恐れずに言うと、NPOに詳しくない税理士さんが作ったであろう決算書で「何やねんこれ」というものもあったりします。
明らかに収益事業じゃないのに収益事業に含まれていたり、などなど。
ソーシャル税理士と言っている手前、NPOのためなら頑張りましょう!というところです。
この決断のもう一つの理由
恐らく、税理士としては関与しているお客様の数はそこまで多くないと思います。
こには理由があり、
・処理だけする税理士では価値がないと思っている
・顧問業務以外の仕事の時間も確保したい
・家族との時間も確保したい
と考えているからです。
顧問税理士として関わるならお客様のことをしっかり理解して対応せねば、と思っています。
そうなると、一社あたりにかける時間(作業時間だけでなく、考える時間も含めて)は増え、必然的に受け入れできるお客様の数は限定されます。
また、セカンドオピニオン的な個別相談やセミナー、執筆などのお仕事もお受けしており、そちらの業務にも一定の時間を確保したいという意図があります。
そしてもう一つは、お客様第一主義じゃないということです。
残業を重ねている会計事務所の方に比べれば、労働時間が短いのは事実ですし、物理的にはもっと働けます。
でも、私が目指している姿はそこじゃないので。
目の前のお客様のことはもちろん大切ですし、適当に対応するつもりは毛頭ありませんが、「お客様は神様です」と言うのも違うかな、と。
7~8割の力で走りつつ、しっかり勉強や家庭の時間も取っているイメージです。
こういった感じで仕事をしているので、物理的にはまだ対応する余力はありますし、NPO法人の方で「どうしても!」という問い合わせがあれば、前向きに検討させて頂きます。
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