こんにちは、ソーシャル税理士の金子(@innovator_nao)です。
毎年書いている年末調整の書類も、1年経てば忘れてしまうものです。
(税理士や会計事務所の職員は年に100人以上の書類を見るので覚えてたりするんですが・・・)
・年末調整の書類を書く会社員の方は書く目線で
・会計事務所職員などはチェックする目線で
確認できるようにしています。
そんな目線で年末調整の注意点を書いていきます。
このページは目次としてのまとめページですので、気になる記事のリンクをクリックしてご覧ください。
Contents
年末調整の基礎〜年末調整の意味と手順〜
そもそもの部分ですが、まずは仕組みを理解しておきましょう!
年末調整は会社員のための「プチ確定申告」といったイメージです。
書類(3枚あります)に必要事項を記入して、控除証明書などの資料を添付して会社に提出します。
そうすれば会社が最終的な税金の額を計算してくれる、という流れです。
参考 年末調整はなぜ必要か?〜年末調整の仕組みを解説します〜ソーシャル税理士金子尚弘のページ続いては、各書類の書き方の説明をして行きます。
扶養控除等申告書について
扶養控除等申告書は次のような書類です。
こちらの書類は
・自分自身の情報(生年月日など)
・配偶者や扶養親族の情報
を記入するものです。
2024年の年末調整のタイミングでは、2025年(令和7年)分の扶養控除等申告書も記載することになります。
「なんで来年の書類を書くの?」と思う方もいると思いますが、これは2025年1月以降の給与計算の際に扶養親族の有無などを確認するためなんですよね。
2024年(令和6年)分の扶養控除等申告書は昨年の段階で提出済みということになります。
そのため、昨年に書いた内容と異なっている場合は訂正する必要があるので、忘れずに対応しましょう。
【よくある訂正事項】
・配偶者の見込み収入が変わり、扶養から外れた(扶養になった)
・子どものバイトをし過ぎて扶養から外れた
・年の途中で離婚や死別をして寡婦やひとり親になった
次に、扶養控除等申告書で分かりにくい部分について解説します。
寡婦控除・ひとり親控除
離婚や死別を経験された方、未婚のシングルマザー(ファザー)の方に関係する内容です。
該当する方は次の記事をご確認ください。
障害者控除
本人や扶養家族が障害者の場合は一定の控除を受けることが出来ます。
該当する方は次の記事をご確認ください。
基礎控除申告書・配偶者控除申告書・所得金額調整控除申告書について
2020年から導入されたこの書類ですが、とにかく名前が長いです。
こんな書類ですね。
というのも
・基礎控除を計算するための情報
・ 配偶者控除(配偶者特別控除含む)を計算するための情報
・所得金額調整控除を計算するための情報
が1枚にまとまっているからです。
書き方についてはこちらの記事で解説しています。
こちらは全員に関係する書類ですので、しっかり理解しておきましょう。
保険料控除申告書について
生命保険などの支払いがある方が記入する書類です。
保険以外にも色々な情報があるので、関係する方も多いかと思います。
①生命保険の支払いがある方
何かしらの生命保険に加入している人も多いかと思います。
一般・年金・介護と3分類あり、その中で新制度と旧制度が混在しており、判断を間違えると計算ミスにつながります。
制度を理解して、控除漏れがないように注意しましょう。
②国民年金などの支払いがある方
・年の途中まで学生や個人事業主だった人が就職した
・子どもや親族の国民年金を支払っている
などの場合は社会保険料控除を受けられます。
意外と忘れがちなポイントなので注意してください。
詳細はこちらのリンクで解説しています。
③地震保険に加入している方
持ち家の方は地震保険などに加入している方も多いと思います。
地震保険に加入している方はこちらをご確認ください。
④小規模企業共済やiDeCoに加入している方
中小企業経営者の方は小規模企業共済に加入している方も多いと思いますし、会社員の方でもiDeCoの加入者も増えています。
これらに加入している方はこちらをご確認ください。
住宅ローン控除について
住宅ローン控除を使う方は年末調整で控除が可能です。
住宅ローン控除の適用を受ける方はこちらをご確認ください。
年末調整を行う際にご活用いただけると幸いです。
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