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【美容室・鍼灸院向け】確定申告の直前に慌てないために必要なこと

こんにちは、ソーシャル税理士の金子(@innovator_nao)です。

税理士に依頼せずに確定申告をしている方だと、2~3月に事務作業でてんやわんやになるという方もいると思います。

確定申告シーズンは2~3月ですが、事前準備を進めておくことで、確定申告の負担を大きく軽減することができるんです。

今回は、美容室や鍼灸院を具体的な事例にして、青色申告者(個人事業主)向けに年末年始にやるべき準備と注意点をまとめました。

売上の整理

まずは売上まわりのチェックです。

現金売上の漏れを防ぐ

日々の売上はレジ締めを確実に行い、会計ソフトへ反映していますか?

美容室・鍼灸院では現金取引が多く発生します。特に年末は忙しく、つい帳簿入力が後回しになりがちです。

・レジ締めした日の金額と帳簿の売上が一致しているか

・返金やキャンセル処理が正しく行われているか

こうした基本を年内に整理しておくことで、申告直前に数字が合わない…というトラブルを防げます。

キャッシュレス決済の会計処理に注意

PayPay、AirPAY、Squareなどの決済サービスは、売上発生日と入金日にズレが発生します。

年末に利用された決済が翌年に入金される場合でも、売上は発生日(利用日)の年に計上する必要があります。

freeeなどの会計ソフトとAPI連携している場合は間違えることはありませんが、そうでない場合には確認が必要です。

予約システムや決済データを会計ソフトと突き合わせ、未処理分がないか確認しましょう。

回数券の取り扱い

鍼灸院などでよくあるのが回数券の販売です。

原則として、回数券のうち「まだ施術していない分」は売上ではありません。

年内に販売された回数券でも、まだ消化していないものは前受金として処理する必要があります。

・顧客ごとの残回数一覧を作成

・年末時点の未消化分をまとめる

こうした整理をしておくと、売上の計上漏れや重複を防げます。

ただし、回数券の返金をしない規約を設けている場合など、確実に収入になることが分かっている場合には、回数券の販売時点で売上にしても問題ありません。

その分利益が増えることになりますが、管理の手間と天秤にかけて判断するのが良いでしょう。

在庫の棚卸

美容室であればシャンプーやカラー剤、鍼灸院であれば鍼や消毒液など、備品類の棚卸しは重要な作業です。

また、シャンプーなどは物販用に在庫を持っていることも多いと思いますので、販売用の商品の棚卸も行います。

棚卸しは単に数えるだけではなく、12月31日時点の残量と金額(仕入金額)を記録することが必要です。

青色申告では、使わずに残っている分は費用ではなく資産として扱うため、正しい在庫管理が必要です。

年末の最終営業日に行うことが理想ですが、年明け最初の営業日までに実施すれば問題ないでしょう。

やるべきことは

・品目ごとに数量を記録

・単価を調べて、在庫金額を計算

となります。

固定資産の確認

年内に設備や機器を購入した場合は、その取り扱いも確認しましょう。

施術用のベッドやシャンプー台など、購入価格が10万円を超えるものは固定資産として減価償却が必要になる場合があります。

もしも「消耗品費」など経費として処理している場合には修正が必要となります。

また、青色申告をしていれば、30万円未満の資産であれば全額その年の経費にする特例を使うことができます。

ただし、この場合も固定資産の一覧に記載した上で処理をする必要があるので、会計ソフトの固定資産台帳に登録をしてください。

現金や口座残高の確認

年末は現金や口座の数字が合っているかをチェックし、帳簿とのズレをなくすことが重要です。

・レジ残高が帳簿(会計ソフト)と一致しているか

・事業用口座の残高と帳簿(会計ソフト)の残高が一致しているか

を早い段階で確認しておくと、確定申告前に「数字が合わない!」と焦ることがなくなります。

スポット相談などでデータを拝見すると実際の残高と会計ソフトの残高がズレているというケースもあるため、最低限確認して頂きたいポイントの一つです。

特に現金売上が多い美容室や鍼灸院は日々の管理が重要になるため、毎日レジ締めをすることは当然ですが、定期的に会計ソフトに登録をして実際残高とズレがないか定期的に確認してください。

年末にチェックしてズレていることが判明しても、過去に遡って確認するのは大変ですから…

控除関係の書類の整理

確定申告で控除に使える書類の確認も今のうちに済ませておきましょう。

具体的には

・国民年金の控除証明書

・生命保険料控除証明書

・小規模企業共済やiDeCoの証明書

・ふるさと納税(寄附金控除)の受領証

などです。

これらの書類は確定申告で数字の確認のために必要ですし、添付や保管が求められるため、紛失しているものがないか事前にチェックしておきましょう。

もし支払っているはずなのに見付からないという場合には早めに再発行を依頼してください。

まとめ

2〜3月の申告シーズンをスムーズに進めるためにも、年末年始の準備は重要です。

美容室や鍼灸院のような現金取引・商品在庫がある事業では、次のポイントを押さえておきましょう。

・売上の整理

・回数券の適切な処理

・棚卸しの実施

・現金や口座の数字合わせ

・控除証明書の整理

これらを年末年始のタイミングでひと通りチェックしておくと、確定申告の準備が楽になりますよ。

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