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現金が管理できないフリーランスは「事業主借」を活用しよう〜現金残高は0円で良い〜

こんにちは、ソーシャル税理士の金子@innovator_naoです。

フリーランスの方の中には、「確定申告に載せる現金の残高が分からない」と言う人もいると思います。

飲食店や物販など、お店にレジがある場合はきちんとした現金管理は基本中の基本ですが、それ以外のフリーランスなどは事業用のレジや金庫なんてない場合がほとんどでしょう。

・財布は事業もプライベートも一緒

・現金で買ったレシートだけは保管している

こんな人はあえて現金を管理しないという方法が良いかもしれません。

え、税理士なのに何言ってるの?( ・∇・)

と思うかもしれませんが、実際に管理できていないなら仕方ありません。

ちょっとルーズなフリーランスの方は参考になると思いますので、ぜひ読んでみてください。

そもそも現金残高って何?

会計ソフトに入力するときに、現金で買ったものは勘定科目「現金」を使って処理している人がほとんどだと思います。

そうすると、会計ソフト上に現金の残高が表示されることになりますが、この金額とは一体何なんでしょうか?

答えは、「事業用として管理している現金の残高」です。

飲食店などでは、閉店時にレジの中に残っている現金の残高と一致するはずです。

しかし、レジなんてない事務系フリーランスやライターなどはどうすれば良いのでしょうか?

理想を言えばプライベートときちんと財布を分けて、しっかり現金管理するのがベストです。

しかし、

「無理なものは無理!レジもないし残高管理なんてしてられない!!」

という人も多いことでしょう。

そんな人は、現金残高0円にしてしまうことも選択肢として考えてみるのはいかがでしょう?

現金残高をゼロにして事業主借で対応する

例えば、普通預金などは通帳を見れば残高はすぐ分かりますし、残高がいくらになっていれば正解かは一目瞭然です。

確定申告の貸借対照表に載せると言う事は、事業として残高を管理しているということです。

財布はプライベートも事業も一緒と言うような場合は、残念ながら残高を管理できているとは言えないでしょう。

そのような場合は、現金の残高を0にしてしまえば良いのです。

え、青色申告してるけど大丈夫?

と言う声も聞こえてきそうですが、個人事業主は現金を持っていなければいけないなんていうルールはどこにもありません。

「事業用の現金なんて無いんです」と胸を張って言えば良いんです。

それでも現金で買い物していることは事実ですから、「事業主借」として処理をすれば大丈夫です。

事業主借は「事業外のお金を使った」という意味

事業主借とは、事業用以外のお金で事業のものを買った場合に使う勘定科目です。

例えば、

・プライベートの口座から事業用の口座に資金移動した

・プライベートの口座で事業用の買い物をした

・事業用として管理していない現金で事業用の買い物をした事業用の買い物をした

・事業用として管理していない現金で事業用の買い物をした

などといった場合に使います。

イメージすると次の図にようになるでしょうか。

・事業外から事業に入って来るのが「事業主借」

・事業から事業外に出て行くのが「事業主貸」

こんなイメージです。

現金ゼロ決算、具体的な登録方法はこちら

(具体的な操作方法などはfreeeを前提にお話しします)

まずは、日々の現金での買い物はExcel化してインポートするのが最適です。

クラウド会計の場合は、ソフトの画面上で一つ一つ入力するのは非常に時間がかかるのでお勧めしません。

現金の取引データをインポートすると、多くの場合は現金残高がマイナスになっていきます。

支出ばかりで収入がないので当然です。

(ただし、現金売上が多い場合は、残高がプラスになることもあります。)

例えば、年間の現金取引を登録した後の残高がマイナス200,000円だったとしましょう。

このような場合は、決算を締める時に「取引の登録」をして現金残高を0円にします。

手順としては次のようになります。

1.取引のメニューから取引の一覧、登録をクリック

2.取引日を1231日にして事業主借の勘定科目を指定して200,000円と入力

この場合、収支区分は収入、決済区分は完了、口座は現金となっていることを確認してください

3.収入を登録をクリック

こうすれば、マイナスだった残高が0円になり、辻褄が合うことになります。

まとめ

理想はきちんと現金残高を管理することですが、実際には難しいという人も多いと思います。

そのような人は今回ご紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか。

青色申告の条件の一つは「きちんと帳簿をつける」ということです。

現金の残高が管理されていなかったとしても、使った経費がきちんと経理されていれば問題ありません。

ただし、今回ご紹介した方法では

・年の途中に銀行などに試算表を提出している

という人は注意が必要です。

今回ご紹介した方法では年末に一括して現金残高をゼロにしていますが、年の途中では残高はマイナスになっています。

「現金残高がマイナス」なんてあり得ないことなので、年の途中で試算表を提出する際は、その都度残高がゼロになるようにしておきましょう。

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