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確定申告は税理士に依頼するべき?〜自分で申告するメリットと注意点〜

こんにちは、ソーシャル税理士の金子(@innovator_nao)です。

「確定申告、自分でやってるけど分からないんですよー。」

という声をよく耳にします。

税理士に依頼すべき?と聞かれることもありますが、それは状況次第で何とも言えません。

最初から「面倒だし税理士に丸投げしたい」という人はともかく、自分で確定申告をすることで見えるものもあったりするので、個人的には自分でやってみるのも良いんじゃないかと思っています。

税理士に頼むと何が違うの?

私は、確定申告を税理士に依頼するのと自分でやるのは、ちゃんとしたレストランに行くか家庭料理を自分で作るか、みたいなものだと思っています。

申告書って慣れるまではどこに何を書けば良いか分からないですし、解説本を読んでも分かりにくいところもあると思います。

いわば、料理初心者がレシピ本を片手にあたふたしながら料理しているようなものかな、と。

一方で税理士はプロですから、手際よく美味しい料理を作れます。

まぁ、材料(顧客の資料)がぐちゃぐちゃだったらそれなりの料理しか作れませんが…

ただ、必ずしもプロの料理が必要かというとそうでもなく、プロが見たら「ちょっとなぁ・・・」という料理でも、普通に家庭で食べるのには問題がなかったりします。

個人で確定申告をする分には、多少の記入間違いがあっても結果が同じであれば気にする必要はないですから。

盛り付けが雑だろうが、それなりに美味しければ問題ないでしょ、という感じで。

一方で税理士はプロですから、申告書の細かい部分までこだわって作ります。

結果に影響がなくても「プロとしてのお作法」みたいなものにも気を付けたりしますし、味だけじゃなく盛り付けにも気を配るイメージでしょうか。

もちろん、面倒な作業を外注できるメリットはあるので「忙しいから税理士にお願いしよう!」というのはもっともだと思います。

ただ、一定の知識がある方であれば税理士に頼んでも自分でやっても結果は大して変わらないでしょうし、確定申告が苦痛でしょうがない、という人じゃなければ自分でやるのも悪くないと思います。

「うわー、綺麗な申告書だなぁ」

なんて思うのは税理士だけで、一般の人がそこまでこだわる必要はないですから。

一度は税理士に聞いてみよう

とは言ったものの、フリーランスや個人事業主であれば、一度は税理士に相談してみることをお勧めします。

さっきと言ってることが違うだろ!

と言われそうですが、いきなりレシピ本を見てちゃんと作れます?という話です。

その人の状況によってはレシピ本に書かれていないことが起きていることも有り得ますし。

初めて作ったものが

「ちょっと味が濃いかなぁ…」

ぐらいの出来であればいいんでしょうが、

「カレーを作ったつもりなのにカレー粉入ってないじゃん!」

みたいなことが起きているとヤバいので、一度はプロに見てもらうことをお勧めします。

一度流れが分かれば、自分で進められますしね。

まとめ

自分で確定申告をすることの最大のメリットは、自分の事業の数字に向き合うことが出来る点だと思います。

領収書の整理から丸投げしてしまうと、経費の管理なども出来ないですし、定期的に数字をまとめることで、数字を事業に生かすことが出来ると思います。

とはいえ、誰にも教わらずに自分でマスター出来るかというと、それも難しかったりします。

プロ並みの能力を身につける必要はありませんが、「最低限のことを身に付けるために料理教室に行く」ということは考えてみても良いでしょう。

私は税理士という立場ですが、領収書丸投げではなく、自分で自分の数字を管理出来る人が増えたら良いな、と思っています。

「そしたら税理士の仕事が減るんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、それで良いと思っています。

領収書の整理をするよりも、事業の数字を振り返ったり、数字の面から今後の経営を考える相談相手になった方が価値があると思いますし。

(私が単純作業が嫌い、ということもありますが)

誰も教えてくれないなら、「家庭料理を教える料理教室の先生」的な立ち位置でフリーランス向けにお仕事をするのもアリかな、と思っています。

自分の力でチャレンジをする人が増えたら良いな、というのが私の考えですし、専門家としてサポートできればいいな、と。

基礎の部分を教えて欲しい!という方はぜひお声掛けを!

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