【取材記事】ヒュープロマガジンに掲載されました

無申告のウーバーイーツの配達員はどうすれば良いか?

こんにちは、ソーシャル税理士の金子(@innovator_nao)です。

Uber Eatsに対して、麻布税務署が配達員の収入状況などを提供するように要請があったようですね。

Uber Eatsの配達員は個人事業主または副業として確定申告が必要になります。

ただ、申告をしていない配達員も一定数いるという想定で、このような要請に至ったと思われます。

もしも無申告の配達員がいる場合、どのようになるのでしょうか。

・税務署から指摘があった場合どうなるのか

・無申告の配達員がとるべき対応

についてお話ししたいと思います。

無申告の配達員はどうなるのか

Uber Eatsが情報提供して、無申告であると判明すると「お尋ね」と言う手紙が届くことになると思います。

名前はあくまでも「お尋ね」ですが、この手紙が来ると言う事は税務署が情報を持っていると考えて間違いありません。

当たり前ですが、正しく申告している人にお尋ねを出しても何の意味もありませんから。

要するに、「お尋ね」が来た時点で無申告がばれていると思った方が良いでしょう。

そのため、お尋ねを放置し続ければいずれは税務調査でしっかりと調べられることになります。

無申告の場合のペナルティは

無申告のペナルティが非常に厳しいです。

具体的には、

・無申告加算税

・延滞税

が発生することになります。

無申告加算税は納税額の15% (納税額が50万円を超える部分は20%)です。

ただし、自主的に申告した場合は納税額の10%(納税額が50万円を超える部分は15%)になります。

延滞税は、納付期限から2ヶ月までは年2.5%、納付期限から2ヶ月を超える期間については年8.8%となっています。

銀行の利率とかを考えると、とんでもない割合ですよね。

要するに、本来の税金をはるかに超える金額を支払うことになるということです。

【ペナルティはいくらになるか】

2019年分の無申告が発覚し、その税金を2021年の8月に支払った場合を考えてみましょう。

無申告の税額が20万円だったとします。

 

この場合は、無申告加算税と延滞税の合計51,000円のペナルティが発生することになります。

*上記は簡便的な計算をしています。延滞税は日割り計算なので、1日単位で金額が変わることもあります。

ペナルティの金額は税額が多ければ多いほど、納税が遅れれば遅れるほど多くなっていきます。

悪いことは言いません、早く申告して払いましょう。

副業の配達員は副業バレのリスクも

もしも「お尋ね」を放置して、税務調査になってしまった場合は非常に面倒なことになります。

税務調査は基本的に平日に行われるので、副業の配達員は会社を休んで対応しなければいけなくなります。

また、追加の納税が必要になれば、ここでも問題が。

増える税金は所得税だけではなく、住民税も対象となります。

そのため、場合によっては勤務先に住民税の変更の通知が届き、副業がばれると言う結末も考えられます。

副業禁止の会社であれば目も当てられませんよね。

無申告の配達員はどうするべきか

もし無申告の方がいらっしゃれば、「今すぐに確定申告をする」が正解です。

理由としては

・早く申告した方が延滞税が少ない

・自主的に申告すれば無申告加算税が少なくなる

・申告書の書き方によっては副業バレを防ぐことができる

といったところです。

当然ですがペナルティーが少ない方が良いですし、税務調査で言われる元は修正申告をすれば副業バレが起きる可能性もあります。

自主的に確定申告をして副業バレが起きない方がマシですよね。

副業バレを防ぐ確定申告の書き方はこの記事の最後で紹介しています。

状況によって作る書類が変わる

仮に配達員の収入が無申告であっても、他の収入を申告していたという人もいると思います。

このように、既に申告をしているかどうかで作る書類が変わります。

具体的には

・確定申告をしていない

→確定申告書

・確定申告はしたが、配達員の収入が漏れていた

→修正申告書

となります。

確定申告の場合は、作り方などがネットでも多く公開されていますが、修正申告書の作り方を解説している記事は少ないと思います。

そのため、修正申告になる場合は、税務署などの窓口で相談するのが良いでしょう。

自分から正直に相談すれば、丁寧に教えてくれるはずです。

まとめ

きちんと確定申告をするのは当然のことですが、実際には申告をしていない人も一定数いるのが現実だと思います。

「どうせバレないだろう」と思っているかもしれませんが、これから狙われるのはUber Eatsだけではないはずです。

ネットビジネスであれば全て履歴が残りますし、クラウドソーシングのようなサービスであればUber Eatsと同じで運営会社に情報提供を求めれば芋づる式に無申告が発覚します。

「どうせバレないだろう」と言う考えは捨てて、きちんと確定申告をしてくださいね。

関連記事

・副業バレを防ぐ確定申告書の作り方

参考 会社員をしながらのパラレルキャリア~副業バレを防ぐには~ソーシャル税理士金子尚弘のページ

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