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独立したら借金をしよう〜創業融資を受けるべき最大の理由とは〜

こんにちは、ソーシャル税理士の金子(@innovator_nao)です。

突然ですが、フリーランスや個人事業主のみなさん、借金してますか?

独立をするとどうしてもお金の心配がついてまわりますよね。

ただでさえお金が無いのに借金だなんて!

と思われる方もいるかもしれませんが、私は独立にあたって300万円の借金をしました。

そんな私が独立時に融資を受けたほうが良いと思う理由をお話しします。

独立直後は良くも悪くも実績がない

独立をしてすぐのタイミングで融資を申し込むとよくも悪くも事業の実績がありません。

そのため、今後の事業の見通しを事業計画として提出することで審査を受けることができます。

もしも、独立後一定期間が経過していると、その間の実績に嘘をつくことができません。

事業が順調であれば良いですが、もしも軌道に乗るのに時間がかかる商売であれば事業が不調と判断されて審査が厳しくなってしまうかもしれません。

この人は本当に返済できるのか?という目線も持っていますので、あまりにも鳴かず飛ばずの実績では「こいつ大丈夫か?」となってしまうことも。

私の場合は注力したい業務がNPOやソーシャルビジネスの領域でしたので事業が軌道に乗るまで時間がかかることを想定していました。

そのため、実績がないうちに申し込んだ方が借りやすいだろうと思い、創業時に融資を申し込みました。

「下手に実績を見せてはダメだ!」と。笑

金融機関はお金を貸すことが商売ですから、基本的には前向きに融資を検討してくれます。

実際に担当の方や支店長と話をする中で

・NPOやソーシャルビジネスの領域を中心に仕事を増やして行きたい

・安請け負いをするつもりはないので、紹介会社は使わないつもり

・情報発信をして、理解し合えるお客さんと仕事をしていく

という方針をお話しをしながら事業計画も説明しました。

独立直後は創業融資の制度がある

一般的に、独立間もないタイミングでは信用もないため、信用保証協会の保証を求められることがほとんどです。

信用保証協会とは、万が一返済ができなくなった場合にその一部を肩代わりして金融機関に返済するものです。

(この場合も、借入をした人の返済義務が免除される訳ではありません。保証協会に少しずつでも返す必要があります。)

信用保証協会には創業融資の制度があり、一般的に通常の保証料よりも安く保証を受けることが可能です。

実際に私も創業融資の制度を使って保障を申し込みましたが、0.4%の保証料でした。

また、金融機関も独自の創業融資制度があるので、比較的低い利率で借りることができます。

ちなみに、私の場合は地元の信用金庫で利率は0.9%でした。優良企業か!

創業融資の対象が開業後どの程度かは金融機関や制度によって異なりますが、創業後2年程度まで認めらえれているものもあります。

独立直後じゃないと創業融資を使えない、ということはありませんが、個人的には業績が悪いとあれこれ聞かれますし、融資額や利率に影響する可能性もあります。

やっぱり早めに申し込んだ方が良いと思います。

創業時に融資を受けるメリット・デメリット

メリット

私が融資を受けることをお勧めする最大の理由は資金に余裕ができるというところです。

個人事業であれば良い時と悪い時の波があることもあるでしょうし、何よりも通帳の残高がゼロに近づいていくのはなかなかの恐怖だと思います。

私は300万円の借り入れのお陰で資金的な余裕はあるので、落ち着いて専門領域のお客様を開拓することができます。

もしも食べるにも困るレベルまで残高が減ってしまえば、やりたくない仕事を安値で受けざるを得なくなるかもしれません。

それを避けるためには、時間を稼ぐという意味でも融資が必要でした。

軌道に乗るまでの時間を買うという意味でも融資を受けておいて損はないと思います。

デメリット

強いてデメリットを挙げるとすれば、利息などの負担が発生する点でしょうか。

私の場合、300万円の借入に対して、保証料が33,000円で初年度の利息は24,000円ほど。

これを高いと考えるか、安いと考えるかは人それぞれでしょうが、私は「めっちゃ安い!」と思って融資を実行して頂きました。

無駄な出費は少ないに越したことはないので、自己資金が潤沢にあればあえて借入をしなくても良いかもしれません。

まとめ

「本当に銀行の残高がギリギリでさぁ」という独立武勇伝を聞くこともありますが、個人的にはそんなにヒヤヒヤしたくないな、というのが本音でした。

(そんな状態になったら妻にしばかれていたことでしょう)

独立した時に借入をすべき最大の理由は、何と言っても時間と安心を買うことです。

独立後すぐに軌道に乗るよ!という人は借りる必要がないと思いますが、じっくり商売を育てて行く人は創業融資を検討すべきだと思いますよ。

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