10連休は資金繰りに要注意〜企業の資金繰り対策まとめ〜

こんにちは、ソーシャル税理士の金子(@innovator_nao)です。

今年は改元に伴いゴールデンウィークが10連休となります。

毎年、ゴールデンウィークや年末年始は資金繰りなどに気を配る企業が多いと思いますが、今年のゴールデンウィークはなおさら注意が必要です。

企業や個人事業の資金繰りで注意すべき点をまとめていきます。

税金面での注意点はこちらの記事にまとめてあります。ぜひご覧ください。

参考 10連休が企業に与える影響まとめ〜税金面での注意点〜ソーシャル税理士金子尚弘のページ

今年のゴールデンウィークはこんな感じ

10連休!という言葉が先行していますが、改元による祝日の増加がなければこんな感じのゴールデンウィークになるはずでした。

中には4月30日から5月2日までを休みにしてしまう会社もあるでしょうが、金融機関や公官庁はカレンダー通りの営業になるはずでした。

しかし・・・!

今年のカレンダーはこちら。

祝日が増えたので、金融機関も公官庁もお休みです!

わっしょーい!

ってなるかぁぁぁーい!!!

この10連休、きちんと対策を取らないと大変なことになる可能性がありますよ!

経理・資金繰り関係の注意点

企業の10連休対策で考えなければいけないのは経理・資金繰りでしょう。

色々と気を付けるべきポイントがあるので、確認しましょう。

給与の支給日が末日の場合

給与の支給が末日という会社の場合、4月26日(金)に支給することになります。

給与計算のスケジュールがタイトになるでしょうし、何よりも支払いが前倒しされることになります。

十分注意して、資金繰りを考えておく必要があります。

手形取引がある場合

4月30日期日の手形の決済日は5月7日(火)になります。

特に、受取手形を多く保有している会社は入金が遅れることになるため、要注意です。

振込入金・支払いの場合

末日決済という取り決めで取引をしている場合は、相手方ときちんと確認しておくべきでしょう。

一般的には決済日が前倒しされることが多いでしょうから、4月26日(金)が決済日になることが多いと思います。

ただし、得意先が支払いをうっかり忘れて5月に入ってから振り込まれるという可能性も否定できませんので、確実に4月26日に入金されると高を括るのは危険だと思います。

万が一、振り込みを忘れる得意先があったら・・・ということも考慮して資金の余裕は持っておきたいところです。

末日に口座振替の支払いや借入金返済がある場合

リース料やクレジットカードの支払いなどで口座振替を利用している企業も多いことでしょう。

また、借入金の返済日が末日になっている企業もあると思います。

末日が振替日・返済日となっている場合、引き落とし日は5月7日(火)となります。

ただし、問題は4月26日(金)までに口座残高を用意して置かないと残高不足となってしまうこと。

引き落とし日が延びるから、と油断せずに前倒しで資金を用意しておきましょう。

クレジットカードでの売上がある場合

多くのクレジットカード会社では、末日の入金については前倒しで振り込む契約になっていると思います。

その点ではあまり心配はいらないと思いますが、念のため入金の条件を確認しておくべきでしょう。

3月も末日が休日ですので、その入金が3月29日になったか4月1日になったかで確認できます。

10連休に注意すべき企業はこちら

ここでは、もう少し具体的に資金繰りに注意すべき企業を解説していきます。

「お金は潤沢にあって、資金繰りなんて困ってないよ」という企業は読み飛ばして頂いて大丈夫です。

受取手形が多い企業

4月30日期日の受取手形が多いと、5月7日まで現金化されません。

そのため、4月26日に買掛金や給与の振込があるような場合は資金繰りが大丈夫か要確認です。

対策としては、当座貸越など短期融資での調達や手形割引が考えられます。

企業の格付けによっては当座貸越の方が金利が低いことが多いので、有利な方で調達すべきでしょう。

小切手回収が多い会社

小切手で決済する企業は減って来ていると思いますが、末日決済で小切手受け取りが多い場合も要注意です。

決済日が4月26日に前倒しされたとしても、当日の15時までに銀行に持ち込まないと現金化できません。

このような場合は当座貸越で対応するのが良いでしょう。

末日決済が多い会社

すでにご説明した通り、末日決済の取引は4月26日(金)になるか5月7日(火)になるかのどちらかです。

どの入金・支払いが前倒しになって後ろ倒しになるのかをきちんと確認しておきましょう。

資金繰りをシミュレーションして、4月26日までに準備すべき資金をきちんと確認しなければいけません。

そして、必要があれば当座貸越や手形割引などで対応しましょう。ギリギリに気付いても手遅れになってしまうかもしれません。

 

まとめ

資金繰りに余裕がない企業にとってはかなりヒヤヒヤする10連休になると思います。

まずは10連休前後の資金繰りがどうなるか、資金繰り予定表をきちんと作ることが重要です。

そして、4月26日時点で確保しておく資金がいくらかを見積もります。

この作業は4月15日頃までには行っておくべきでしょう。

(このタイミングであれば末締めの請求書も出揃っていますし。)

もしも直前に「資金が足りない」なんて気付いても間に合いませんよね?

資金については、事前にきちんと準備しておきましょう。

なお、全国銀行協会から10連休の銀行取引の留意点がリリースされていますので、こちらも確認しておいた方が良いでしょう。

「備えあれば憂いなし」です。しっかり準備して10連休を迎えましょう!

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