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個人事業主・経営者こそ良い顧客になろう

こんにちは、ソーシャル税理士の金子(@innovator_nao)です。

失われた30年と言われ、長らく物価が大きく上がってこなかった日本ですが、ここ数年は目に見えて物価が上がっています。

物価上昇の中で、なるべく安いものを買おうという「節約マインド」を持つ人も増えていると思います。

しかし、自分でビジネスをしている人は、値段ばかりに意識を向けてはいけません。

価格を最優先に意思決定するようになれば、結局は自分のビジネスも値段でしか勝負できなくなってしまうからです。

あなたが価値を感じるものは?

自分でビジネスをしている個人事業主や経営者であれば、自身が扱う商品やサービスに適正な対価を頂くことを考えているはずです。

そのために価格以外で選ばれる価値を作りこんでいるはずですし、それが顧客に伝わるように努力していると思います。

そして時代の流れが加速度的に早くなる中で、新たな商品やサービスの展開も必要になるでしょう。

つまり、

・自分の商品やサービスの価値をどう作りこむのか

・それをどう顧客に伝えるのか

・新たなニーズが生まれたら新たな事業展開を行う

というサイクルが必要になります。

このサイクルを回すためのヒントとして、自分が消費者になった時に何を考えるかがあるんですよね。

消費者として商品やサービスを購入する際に、「多少高くても買う」というものがあると思います。

というか、ないとヤバいです。

自分が消費者の立場で何に魅力を感じたのか。それはなぜなのか。

ここを客観的に考えることで、価値を顧客に届けるための工夫を想像することができます。

もちろん、あなたにとっては魅力的だけど別の人にとっては価値を感じないというものも沢山あるでしょう。

でも、それで良いのです。

あなたのビジネスだって万人に魅力的に映ることなんて不可能ですし、ターゲットが狭くても確実に価値を届けられれば良いのですから。

ちなみに、私が定期的に購入しているひじきがあります。

もちろんひじき自体が美味しいという理由もありますが、生産者である榮さんの発信に共感していることが大きな理由です。

自然をリスペクトし、手作業で乾燥させたり鉄釜で煮込むなどこだわりがしっかり伝わって来ます。

こんなひじき漁の大変さだったり。(私が寝ている時間に頑張って下さっている)

ひじき漁の時間は大潮の深夜から明け方。最も潮が引くときに。

干潮の数時間前から磯に行くので12月の漁解禁直後は夜中スタートで明け方終わり。まだ真っ暗な中から空が白みはじめるまで、波の音を聴きながら収穫します。

​鉄釜へのこだわりだったり。

沖家室ひじきは、鉄釜製法。鉄釜は錆びたり穴が空いたりメンテナンスが大変なので、今やひじき市場においては流通しているものの95%以上がステンレス製の釜と言われています。鉄釜で煮込むことで一般的なひじきより鉄分が豊富なものになっていくのです。

​沖家室ひじきは、干す時もお日様の力を借り、煮込むときは島の山からとってきた薪を燃やしします。自然エネルギーの助けを借りて成り立っています。乾燥機や電気ガスは一切使用していません。

ホームページ以外にもSNSも頻繁に更新されており、情報発信の参考にもさせて頂いています。

「自分だけ得しよう」なんて人から買いたくない

私は「物やサービスにお金を払う」ということは、その物やサービスを応援するという側面もあると思っています。

金は天下の回り物とはよく言ったもので、適正な対価で購入することでその商品やサービスに関わる人が潤います。

そしてその人たちが適正な対価で買い物をして…という連鎖が繋がって行けば経済も回って行くはずです。

しかし、誰かが「自分だけ得しよう」と安さを求めるとどうなるでしょう。

その人がいくらお金を溜め込んだところで、社会全体に流れるお金の量は減り、回りまわって自分の商品やサービスも安売りせざるを得なくなるかもしれません。

(もちろん、適正な利益を確保できる仕組みを整えた上での安売りまで悪と言いたい訳ではありません)

そして何より、「自分だけ得しよう」というマインドは案外透けて見えるものです。

リアルでの立ち居振る舞い、SNSなどでの発言などで何となく分かります。

「自分は儲けたいけど、誰かを設けさせる気はない」というマインドでは事業を伸ばすことは難しいでしょう。

まとめ

自分でビジネスをしているのであれば、価値を感じるものを購入することでビジネスのヒントにもなります。

そして何より、適正な対価を支払うことでその商品やサービスに関わる人を応援することにもなるんです。

確かに将来が不安でお金を貯めておきたいという気持ちも分かりますし、ライフステージによって一定以上の貯蓄や金融資産を持つことは重要です。

ただ、必要以上に貯めこむ必要はないでしょうし、ビジネスや消費行動を通じて応援したい事業者にきちんとした対価を支払うということは大事だと思います。

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