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支払調書なしで売上と源泉徴収の金額を管理するfreee活用法

こんにちは、ソーシャル税理士の金子(@innovator_nao)です。

突然ですが・・・

「確定申告には支払調書が必要」

って思ってませんか?

実は支払調書って確定申告に必要ないどころか、届かないことが普通です。

そのため、フリーランスは自分で売上や源泉徴収の金額を管理する必要があります。

自分の確定申告に書いた源泉徴収された金額、ちゃんと合ってますか?

ここでは、freeeを活用して、簡単に売上と源泉徴収の金額を管理する方法をご紹介します。

品目を活用して源泉徴収を管理する

正しく源泉徴収の金額を管理しないと、最終的な納税額や還付金額が正しく計算されず、間違った申告になってしまう可能性があります。

そのため、売上金額とそれに対応する源泉徴収の金額を正しく管理することが大切です。

さて…みなさんはどう管理してますか?

とあるフリーランス

請求書を全部確認して電卓で…

金子

それ、クソ面倒くさくないですか?

いちいち電卓で計算しなくても、freeeの機能を使えば簡単に売上と源泉徴収の金額を集計することができます。

まず、売上に「源泉徴収あり」、事業主貸に「源泉所得税」と言う品目を設定します。

例えば、税込み11,000円の売り上げに対して源泉徴収が1021円されているとします。

この場合の取引を次のように作成します。

こうすることで、源泉徴収に関係する取引が全てこの品目に集約されるため、1年間の合計金額は自動で計算されます。

また、売上と事業主貸のをチェックして売上の税抜き金額に対して源泉所得税が10.21%になっていれば集計が正しいと言うことが分かります。

例えば、次のような場合、

売上:22,000円(税抜20,000円)

事業主貸:2,042円

となり、金額が合っていることが分かります。

【参考】売上分類を品目で管理している場合

上記の説明では売上の品目を「源泉徴収あり」としていますが、品目を別の目的で使いたい場合もあると思います。

その場合はメモタグで「源泉徴収あり」と管理する方法でも大丈夫です。

例えば、私は顧問料、イベント、原稿料など仕事の性質ごとに品目を設定しているので、メモタグで管理をしています。

請求書の設定が重要

freeeで請求書発行をしている場合、請求書画面で勘定科目や品目をきちんと設定しておく必要があります。

特に、定期請求書の発行をしている場合、間違った品目設定で発行し続けるときちんとした集計ができなくなってしまいます。

(注)定期請求書の機能はスタンダードプラン以上のみ利用することができます。

必ず発行時点で正しく勘定科目と品目が設定されているかチェックしておきましょう。

勘定科目などの設定方法ですが、

①請求書発行画面で、金額などを入力し、「勘定科目・税率などを変更する」をクリックします。

②勘定科目が合っていることを確認し、売上と事業主貸それぞれに品目を設定します。

こうすれば、品目が入った状態で取引が登録されるため、集計を自動化することができます。

まとめ

freeeなどの会計ソフトも機能を便利に活用しなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。

デザイナーやライターなどは源泉徴収される売上がほとんどだと思いますので、freeeを活用して確定申告を楽に乗り切ってください!

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支払調書は基本的には届きません。

支払調書がどのようなものなのか、理解しておきましょう。

参考 ライター、デザイナーの確定申告〜支払調書なしで確定申告をする方法〜ソーシャル税理士金子尚弘のページ

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